飛行機

さて、ただいま。21日に帰って参りました。メリークリスマス。
25までは御江戸。そして今日は上野の国にやって参りました。寒いです。
皆さんのクリスマスはいかがでしたか?私はこれを書く前にタカがUPしたフォト日記を
拝見させて頂きました。結構な出来栄えでうならさせた頂きました。
あの写真もさることながら、コメントも結構なもので御座いました。

皆さん、飛行機はお好きですか?
私は結構好きです。エコノミー症候群などといった物騒な病気も最近では定着した今日。
それでもワタクシは飛行機を使わないと早く御国に帰れないわけです。
今回私が使ったのは例年と変わらずキャセイパシフィック。私のフライトは
エジンバラーロンドン、ロンドンー香港、香港ー成田、といった感じでした。

空港内ではテロが危険がクリスマス辺りにあるかも、といったニュースを裏腹にピリピリとした雰囲気もまったく感じさせず、スムーズな帰国を予感させるものでした。はい。
香港までの飛行機の中では隣に座った乗客と世間話をし、お互い持ってる小説を交換して読み合うなどして、有意義な時間(とき)を過ごしていました。私自身、日本に帰れるということで、心の高まりなどといったものが無きにしも非ずかも、といった状態でしたがそこはこの私、その高揚心は仮面(ペルソナ)の下にしまっておきました。

そんなこんなで香港に着いたわけですが、今年の私は去年の様に寄り道はしません。
香港には滞在せずにさっさと飛行機の乗り換えをする場所に行くわけです。
幸か不幸か、ロンドンからのフライトは1時間ほど遅れ、自分は全く待たずに次のフライト
すなわち成田行きの飛行機に乗り込むことが出来たわけです。Gate68から。
このフライトで幸せなことに私の隣に座ることが出来たのはおそらく香港人であろう女性(ひと)でした。実は自分、この時点でかなり、いやむしろ半端なく疲れていました。
よって、自分の席に座った時点で糸の切れた操り人形の様な気持ちになっていたわけです。

しかし、いくら疲れていても何故か寝に就けない、それがこの時の私の体でした。
仕方がないのでボーっと前を見つめたまま飛行機が離陸するのを待つわけです。
さて、飛行機が離陸してまもなく、自分はある症状に陥ってる事に気が付きます。
それはマラソン選手で言うところのランナーズハイ、と呼ばれる症状に似たものです。
ランナーズハイとは皆さんもご存知の通り、マラソン選手がある程度の距離を走ると
苦しみを通り越して楽になってくる、といった感じの症状です。

そして自分が感じたのも「ああ、だりい。ただひたすらだりい。お家まだ?」といったある意味悲観的な考えから「うーん、空の旅ってたのCなー」といった感じのものに変わりつつありました。しかしその時私の、いいえ、私達の空の旅を変える瞬間(とき)がきます。
その前祝いとしてこの日の空はちょっとした挨拶を私の隣の客にします。
まず飛行機を軽く揺らし、その香港人らしき女性がまさに飲もうとしていたコーラを彼女の顔(髪の毛を含む)にぶちまけます。私も偽善者なので綺麗な紙を差し出したりするわけですが、これは単なるプロローグです。

このあと空の気流さんの機嫌は一向に良くなりません。飛行機の中はとにかく揺れまくり、シートベルトをして下さい、みたいなサインが付きっぱなしです。
機内食を食べるときも揺れに揺れます。その揺れに合わせるようにして飯を食う人々。
私もそんな人々のうちの一人でしたが、そのうち異変に気が付きます。

後方から「オエエエエ」という声が。スチュワーデスの小走り。
もう一つ「オエエエエ」という声が。スチュワーデスの小走り。
でもまだ「オエエエエ」という声が。スチュワーデスの小走り。

まあ大勢の人が突然に吐き始めた、というわけではなく何人かが時間差で吐き、
そして何人かが時間差でもらい嘔吐をした、というわけです。
まあこういったことが起こってから、機内をフレイヴァーがやや変わったことは言うまでもありません。そして成田に着くまでの2,3時間が永遠に感じられた、という事実。

まあ今回のコラムでここまで敬語で書いて来たんだけど、これには理由はないよ。
ただたまにはね。何かに感謝をしないと。は?

今自分は今後の身の振り方について色んな人と話してるんだけど皆は?
もう就職決まった?え?子供が産まれそう?
こっちは少なくともあと1年半は学生だけど、最後の方に差し掛かってるので頑張ろう。
今年が始まった頃には「やってやる2002」とか「もう頬杖は突かない」とか言ってた。

来年はどーしよーかなー?
まあ何があっても来年もよろしく。

PS ジョー.ストラマーの冥福を願う。BIG JOE, REST IN PEACE.

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