追試の結果はいまだ届かず。もう待っていられないので、昨日日本行きのチケットをとった。帰る日は、なんと7月1日、そう4日前である。なんか東京とかに行くみたいなノリで、帰る日を決めてしまった。
就職の面接とかあって、どうしても3日には日本にいてなくてはならないので、仕方なしだったが、すごい勢いだなぁ。昔、といっても中学生のときくらいまでは、外国といえば、月のように遠い存在だったことを思い出す。
今でこそ、1泊とか2泊とかで、外国に行ったりしているが、自分がはじめて外国に行ったのは、高校1年のときだった。初めての外国はアメリカだった。それまでの、俺にとってアメリカを含め、外国は果てしなく遠い存在で、ましてや今こうして留学している自分なんて想像だにできなかった。
そのころの俺は、小学生の時の友達がアメリカにいて、彼が送ってくれる手紙を通して知るアメリカが自分にとってのアメリカだった。当時シカゴブルズが初優勝した時だった。
その時のSPORTS ILLUSTRATEDのブルズ優勝特集号みたいなやつを彼が送ってくれ、自分は今もそれを大事に取っている。後は、衛星放送でNBAを良く見てた記憶もある。彼は親切にも、バスケと野球のトレードカード(マジックジョンソンやジョーダンも含まれてた)も送ってくれ、俺は一時期よく集めた。彼のお陰で、アメリカについての興味はどんどん深くなっていった。
初めてアメリカに着いた時(実際はカナダが最初だった。そこで2泊したっけ。でも、降り立ったのはシアトルだったから、やっぱアメリカ)、一番最初に感じたことは、外人はやっぱでけーとか、英語わからんとか、そういうことではなかった、匂いが違うと感じた。
上手く説明することは出来ないけれど、日本にいる時感じるにおいと明らかに違うと感じた。気候が違うからかもしれないけど、今でもその時のにおいというのは、鮮明に覚えていて、スコットランドでも、たまにそのにおいがすると、その当時のことを思い出す。
自分は何かによって、急に懐かしくなったり、色々なことを思い出す。自分の場合、それがにおいであることが多い。昔付き合っていたこと同じ香水をつけた子とすれ違う時に、なぜかドキドキする。思い出は、何かに関連していると、すごく鮮明に思い出されるのだろうか。景色、日にち、モノ、音楽、思い出によってそれは違うのだろうけど、自分の場合、圧倒的ににおいなのである。
なんか犬みたいだけれど、今日パブで、昔付き合っていた子と同じ匂いのする子と出会ったので、書いてみました。
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