Glasgow移動とCLとJungle Brothersのライブ

9月15日。

えー皆さんこんちは。阪神優勝したみたいだけど調子はどうすか?

俺はつい最近引越しを済ませて物凄くいい所に移って来ました。場所はGlasgowのHillheadという名前の地下鉄の駅から歩いて15分くらい。まだ2日しか経ってないけど静かな所ですよ。いい意味で。Neds(Non Educated Delinquents)も全然いないし。

さて、上の写真は元Stirling Uniの学生で飲み仲間、サッカー仲間でもあったMike Livingston a.k.a.赤ひげマイクです。彼は今Dumfriesって所の大学で建築を勉強してるわけなんですが、私が引越しを済ませた次の日にGlasgowに遊びに来ました。写真ではFuck Off !!とかやってるけどホントは気が優しいやつ。そして元パンク。昔はトサカ頭だったらしい。

まあ一応ライブでも行こうかって事になって、King Tut’sてゆーライブハウスに行ったんだけど、客の入り悪し。バンド見たけどかっこ悪し。まあいいか。久しぶりに会ったMikeと酒を飲んでれば。まあそんな感じです。

さて、新しい所に移ってきて何が一番変わったか?部屋でネットが出来る事。これはマジででかい。音を盗ってきたりするのは無理っぽいけどね。でもこれからもコラムのアップは問題無く出来そうなので嬉しい。

ところで話変わるけどあなたはネットをし始めたのはいつ頃?俺はねえ、初めてホットメールのアドレスを持ったのは2000年の中旬。でもねえメールとか全然使ってなかった。何でだかわかんないけど友達でメールアドレス持ってる奴が少なかったからかなー。まあそれと友達が普通に少ないってのもあるっぽい。でもねえ、俺が本格的にっつーか、まあそれなりに「ああ、コレは面白いなあ」って思い始めたのはuefa.comのfantasy footballっつーゲームを始めてからかもしれない。

このゲームはチャンピオンズリーグのシーズンになると現れて、とにかく楽しい。基本的には活躍しそうな選手を持ってるポイントを使って買い、活躍するとその選手の値段は上がりまた自分のチームの価値も上がるって感じで、サッカー好きの野郎にはたまらないゲームだ。例えヨーロッパのサッカーに詳しくなくてもこのゲームをやってくうちに選手の名前、或いはチームの名前を覚えるのが簡単になる。そうやって行くうちにサッカーがもっと好きになる。うーん。このサッカーにかける想い=プライスレス。。。って何だこれ?

話を明日から始まるチャンピオンズリーグに移そう。

去年はイタリア勢の巻き返しが目立ったが今年もスペイン、イタリアを代表するクラブチームはいい所まで行きそうだ。個人的にはACミランは今年も強いと思う。なんせ補強はカフーとカカをとって上手くいったし、インザーギは相変わらず調子良いし。ユーべはまあ守備陣とネドベドとトレゼゲでしょう。インテルはヴィエリが全て。ナイジェリア人も。

ここ数年ヨーロッパサッカーの勢力図を大きく変えたスペイン勢だけど今年は苦戦しそうだ。個人的にはCelta de vigoを応援してるが、いい所まで行きそうなのはやはりレアルだ。

デポルも安定感があるが、去年のゴールデンブーツ賞を取ったオランダ人FWマカーイが抜けたのはかなり痛い。もう1つのレアル、レアル・ソシエダはどうか。正直よくわからん。FWのでこぼこコンビ、牛若丸ニハトと弁慶コヴァチェヴィッチは面白そうだけど。

レアル・マドリーは?ベッカムは?まあ最低セミファイナルまで行かないと失敗だと酷評されてしまうと思うけど、レアルはセンターバックが必要。以上。

今年はプレミアリーグからはアーセナル、マンU、チェルシーの3チームが出るわけなんだけど、注目はチェルシー。もしかしたら優勝するかもね。まあそんなこたあ良いか。

なあ。スコットランドからはRangersとCelticが出るんだし。今日の新聞でCelticのNeil Lennon君が観客に向かって中指立ててるのがもろ載ってたけど、頑張って下さい。

続く。

9月24日

一昨日はクリスとガブがGlasgowに来た。クリスはNew Castle出身。ガブはAberdeen出身。2人とも俺がStirlingにいた時の飲み&サッカー友達だ。今日はライブの日です。

場所はGlasgow,King Tut’s イギリスで一番良いライブハウスって事で知られてる。でも俺はここでバンドを観てもあんま覚えてない。理由は特に無い。多分若手ばっかだからか。

このライブハウスは日本で言うところの屋根裏だろう。若手バンドにとってKing Tut’s はでかいバンドになるための登竜門らしい。ひとつエピソードを紹介しようかい?

今ではイギリスを代表するバンドとなったOasis(オウェイシスじゃないと通じない)。

でっかくなるきっかけを得たのは紛れも無くこのライブハウスらしい。ある夜、出演の予定もなかった彼等だったが、無理矢理ステージで演奏をおっぱじめる。もち前座で。この時点で既にメインのバンドを食う勢いを持つOasis。こいつらの勢い&楽曲に惚れ込んだのは必殺仕事人グラスウェジアンのAlan Mcgee。その場でサインをしたらしい。後は皆さん知っての通り、Oasisはロッケンロールスター街道一直線。素晴らしい。こういった話は他にも腐るほどあるらしいが、とにかく歴史を持った良い所である事は間違いない。

この日、俺等が見るのはもう充分歴史を持っているグループ。Jungle Brothers!!!

ヒップホップを知ってる奴でこのグループを知らない奴は、、、まあ知っといたほうが良い。

一応彼等はオールドスクールって事で知られてるけど、俺はこいつらがコテコテのヒップホップをやってない事実が好きだ。曲を聴いてみればわかると思うけど、JBsの音の域は本当に広い。ハウスもドラムンベースも何でもありで、その割には結構はまってて。ヒップホップは何でもありって事を言葉じゃなくて音で表現してるのが良くわかる。

さて、ライブの方なんだけど9時から始まる予定だった前座の女ラッパーVerbaliciousはどうやら出てこないらしく、DJが黙々と皿を回している。俺はRed Stripesっつージャマイカのビールをかっくらう。クリスとガブは試験管に入ってるテストのショットをやってる。

簡単に書くと、試験管を持ったキレーなねーちゃんらが新しいタイプの飲み物を格安で客に売り歩って、反応を見てるわけ。俺も試したが2回飲んで飽きた。やや苦い。

そんなこんなで10時位まで飲んでると、JBs登場!!なんかかっけーぞ、おい!!

って事で俺等は一番前まで。客の入りは良く、100人いるかいないか。素晴らしい!

おいおいおい!!近い近い近い!!ノリノリノリ!!ドンカッドドンカッ結構速め。

あれ?てか右のMike Gは始まったばっかなんに何でこんな汗かいてんだ?

なんて考えてる暇無い!!とにかくかっけーーーー!!!!踊ってる!!!!

曲の間と間は上手ーくつないで流れるようなライブ。さすがベテラン。

俺等とのコール&レスポンスも頻繁にとってくるので、楽しくてしょうがない。

今更メンバーを紹介するのはどうかと思うが、左がAfrika、右がMike G。

Afrikaはとにかくオシャレでダンスも上手くて格好E-!!!!!!!!

Mike Gは汗かき過ぎだけど、笑顔がE-。しかもいきなり握手してきた!!!!!!

ちなみに前に書いたようにJungle Brothersの良い所は音がジャンルを越えている所だ。

でも一時期飛ばし過ぎて、さっぱり売れなくなった事がある。その時Mike Gはピザ屋でバイトをしてたらしい。辛い事を知ってる奴は楽しみ方をもっとよく知ってる。そんな奴のクシャクシャな笑顔ラップを見てたら、こっちまで嬉しくなってた。周りの客を見回したら皆笑顔だった。そんな時にやり始めた曲は俺が高校時代皿が磨り減るまで聞いてた曲、

“Brain”だ。この曲はまったりしてるんでリラックスしたい時には最高によろしい。、

“-I got so much funky shit inside my brain, I couldn’t explain, I couldn’t explain-“

最高だ。だが最高な時は速く過ぎていく。気が付けばもう最後の曲だ。最後はフリースタイルだったが、皆で”the jungle the jungle,the brothers the brothers”の大合唱。

ちなみに日本でチャート1位になったV.I.P.はやらなかった。でも許す。こいつら良過ぎ。

最後の曲が終わってもサッサと帰ったりしないで俺等と握手したりしてる。良い奴ら